合わせるものは何にするか。私のような年に数えるほどしか原宿に来ない人間は、やっぱり原宿といえばクレープ。他の店舗と比較して、割と原宿らしさというか、ポップさを打ち出している「ABC canteen」が目を引いたので、クレープも購入することに。
ヴィーガン料理に合わせるのはタブーな気もするが、まあそこには目をつぶろう。
しばらく待って、クレープ→ファラフェルサンドが到着した。ちなみにファラフェルとは、ひよこ豆をつぶしてハーブと混ぜ、揚げたもの。要はコロッケみたいなものである。
店舗にあった掲示物によると、ハンバーガーやピザなどが生まれる遥か昔から食べられていたファストフードとのことで、現在は中東だけでなく欧米でも人気を博しているとか。
サンドはスタイルをいくつか選べた。今回は、ひよこ豆などのペーストである「フムス」やナスの和え物である「ババガヌーシュ」、オリーブオイルを使った地中海スタイルをチョイスした。
何だかやっぱり、ヴィーガン料理は物足りなかった
初体験のファラフェル、やっぱりコロッケに近い。中身はコロッケよりもゴロっとしており、ひよこ豆だろうか、素材の主張を感じる。フムスやババガヌーシュがソースみたいな感じで、食べる箇所によって味がいろいろと変化するのが面白い。
ヴィーガン料理だからと若干なめていたが、ファラフェルや具を包んでいるピタパンのボリュームが結構あって、それなりに満足感が高い。「ハーフ」だがこれで十分なサイズ感である。
とはいえ、ヴィーガン、あるいはベジタリアンですら私にとっては、何だかやっぱり物足りない。クレープがあって良かった。苺とチョコ、ホイップの暴力を存分に味わう。
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