原宿「意識高い系フードコート」で出会う未知の味 東急「ハラカド」は若者の楽園、だが意外にも…

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森ビルグループが商業施設として初めて手掛けたもので、当初は高級ブランドを中心にラインナップしていたとされる。

一方、街に集まる若者とのギャップに苦しみ、マンションメーカーを中心とした品ぞろえに転換。やがて「DCブランドブーム」の総本山として存在感を発揮するようになっていく。

このような形で、原宿はファッションや文化に興味を持つ若者に魅力的な街となっていった。そして、その歴史・文化を引き継ぐのがオモカドであり、ハラカドなのである。

地下には温泉、とにかく「文化」を感じる不思議な施設

神宮前交差点に立つハラカド、まずはガラスのオブジェのような外観が非常に目を引く。ガラスが裂けたような部分には緑。遠目で見ても人がいることは分かるので、テラスのようになっていることがうかがえる。

ハラカド
あらためて見ると、異様な存在感である(筆者撮影)

中に入ると、1階、G階、地下1階はあまり広くない。

しかしながら、「チカイチ」と銘打った地下1階は、東京・高円寺の老舗かつ名物銭湯として知られる「小杉湯」が2号店となる「小杉湯原宿」を出店。

フロア自体も小杉湯がプロデュースしており、銭湯はもちろん、入浴者以外も利用でき、雑誌や漫画が置いてある休憩スペースがあるなど、都心部の商業施設としてかなりユニークだ。

ハラカド 温泉マーク
フロア案内に温泉マークがある商業施設、なかなか珍しいのではないか(筆者撮影)
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鬼頭 勇大 フリーライター・編集者・フードコート愛好家

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きとう・ゆうだい / Yudai Kito

フリーライター・編集者・フードコート愛好家。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

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