"泣き叫ぶ、騒ぐ子ども"には「叱りつける」べきか 本当に"効き目"がある「声かけ」の正解は?

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一方で、従来型の叱責スタイルの弊害を認知したうえで、厳しさも織り交ぜながら「優しい育て方」のポジティブな側面を取り入れていく価値はあるようにも感じます。

効果がある「子どもへの物言い」要諦は?

感情的に叱りつけるより効果がある子どもへの物言いの要諦は、上記の実践例のほか、

• 長々と説教するのではなく、簡潔に何が問題で何を期待しているのかを短く、伝える
• 冷静さを保ち、感情的にならず、落ち着いたトーンで話す
• 子どもが感情的になっているときは、まず落ち着かせることを優先する


 といったものです。

電車などでも「静かに騒がない」がデフォルトの日本人は騒音に敏感なところがありますし、少子化で子どもが減ってしまい、その声に、違和感や不安を感じる人も増えているようです。

一方で、お子さんもさまざまな特性を抱えていることですし、過度にイラっとするよりは、「声が大きいのは、元気な証拠」と、ドーンと構えられる大人になりたいものです。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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