インドでは「排泄行為」がとんでもなくカッコいい 日本人のようにコソコソトイレに行かない
電気もガスもないのに暮らせるのか
それにしても、こんな熱砂の吹き荒れる荒涼とした大地に建つ、あまりにも粗末な泥造りの小屋で、どうして生活が成り立つんだろう。
僕にとって居をかまえることとは、電気と水道とガスを開通させることであり、家賃は安いか、駅に近いか、コンビニはあるか、スーパーはあるか、郵便局やATMが近いかなどと考えたりしながら、最適な場所を模索し続けることだと思っていた。
ところが、この家には本当に、モノがない。
周りにも、何もない。
当然、電気も水道もガスも通っていない。
家の中を覗くと、最小限のステンレス製の食器と、石を重ねて泥で固定した小さなかまどと、重ねられた毛布と、ジェラルミンの衣装ケースが数個据えられているだけで、家財道具と呼ばれるような大仰なものはほぼ見当たらない。
あたりまえだが、冷蔵庫も洗濯機も、ない。周りは隣家の一軒がかろうじて視界に入る程度で、見渡す限り荒漠とした大地なのだ。こんな簡素な装備で、人間って生活できるものなの⁉


















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