短大生が「学科アイドル」になって起きた衝撃変化 「学生アイドル=遊び?学び?」直撃取材した答え

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西短MP学科さくら組から巣立った学生たちは、プロとしてアイドルを続けるものもいれば、一般企業に就職するものなどさまざまだ。

けれども、アイドルを通して学生が学ぶことは多く、もはやひとつの学問となってきているのではないだろうか。

今、大学では学生を集めるため、多様な学部学科が新設されている。その学びのひとつに、アイドルというカテゴリーが加わっているわけである。

この流れが全国的になるかは、卒業生を含めてこれからはっきりするだろう。

アイドルとしての純粋な気持ち

最後に、西短MP学科さくら組の取材を通して圧倒的に感じたことのひとつに、「アイドルに取り組む姿勢が驚くほど真っ直ぐである」ということを付け加えておく。

今のプロのアイドルこそ、逆に見習うべき姿勢であろう。

「ビジネスを背景とした一般的なアイドルのイメージとは違うので、学生アイドルに違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。ただ、私も学生たちも驚くほど純粋な気持ちでアイドル活動に取り組んでいます。みなさんに笑顔になってほしいので」

今木氏も話すように、この純粋さこそが、限定的な学生アイドルをアイドルとして輝かせているものなのかもしれない。

MP学科さくら組の6人
西短MP学科さくら組は学生として純粋な気持ちでアイドル活動に取り組んでいるのが大きな特徴(写真:筆者撮影)

*この記事の前半:「短大で"アイドル"を学ぶ」現地取材した驚く実態

松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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