「ザリガニ食べる」"野食系YouTuber"の意外な正体 「苦節8年」ちーとんさんの物語(前編)

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ちーとんさん ザリガニ料理
スパイスを効かせたザリガニ料理が美味しそうに仕上がっている(写真:ちーとんさん提供)
YouTubeではさまざまなジャンルの動画が公開されているが、その中でも「自然系」と呼ばれるチャンネルは一大ジャンルとして成立している。
キャンプ動画大自然で暮らす様子などは人気があり、チャンネル数や動画の数はもちろん、再生回数も非常に多い。
そんな自然系の中でも、さらに細分化されたジャンルに「野食系」というものがある。
今回はそんな「野食系YouTuber」として「井戸水で育ったアメリカザリガニを食べてみた結果がヤバすぎた」がバズり、今人気急上昇中のちーとん。(以下、ちーとん)さんにお話を伺った。
はたして「野食系YouTuber」とは何者なのだろうか。
*この記事の続き:「カブトムシの味は…」「ダントツでまずかったのは…」"野食系YouTube"を続ける意外な動機

野食の背景にあった幼き頃の原風景

「僕らは野食系YouTuber界隈になります。『野の食』と書いて『野食』。簡単に言えば、自然のもので食べられるものは何でも食べてそれをYouTubeに動画としてアップしているYouTuberになります。自分もそのひとりです」

そう解説してくれたのは今、人気の野食系YouTuberちーとんさんだ。そして、このちーとんさんのチャンネルは現在、登録者数35.2万人(2025年3月7日現在)。

数だけ見ればもっと多いYouTuberはたくさんいるが、とにかくコンテンツが厳選されているのが見どころだ。

なかでも代表作は「井戸水で育ったアメリカザリガニを食べてみた結果がヤバすぎた」260万再生(2025年3月7日現在)され、バズっている動画だ。

これはもはや説明不要であるが、そもそもなぜザリガニを食べてみようと思ったのだろうか。

「僕は兼業農家の家で育ったんです。田んぼにはザリガニがいて、祖父や祖母はそれを当然のように食べていた世代の人たちなので、小さいころからザリガニを食べることは珍しくもなく、普通に食べていました」

(YouTube:「井戸水で育ったアメリカザリガニを食べてみた結果がヤバすぎた」)
【画像17枚】試行錯誤を繰り返してきた苦労人のちーとんさん。その傍らにはつねに家族がいた
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