目薬をさした後に「まぶたパチパチ」が逆効果の訳 目薬の正しい点眼方法を知っていますか?
次に点眼後ですが、「目頭を軽く1分間押さえる」ことが重要です。目頭には、鼻に抜ける穴があり、眼にある液体は目頭付近から鼻に移動することができます。目薬も眼にある液体になりますから、この管に目薬が入ってしまうことが度々あり、目薬が目以外の場所に流れ出てしまいます。そのため、点眼後は軽く目頭を1分以上押さえてください。押さえないと効果がどんどん下がってしまいます。
点眼後、まぶたを閉じたり、開いたりするのはNG
目薬を使用後、目の中にまんべんなく目薬が届くように、目を動かしたり、まぶたを閉じたり開けたりされる方がいらっしゃいますが、これは逆効果です。目を動かすと、目頭の穴から薬が逃げやすくなり、まぶたをパチパチすると薬が目の外に出てしまう可能性が高まります。目薬を点眼後は、まぶたを閉じて静かにしていることがポイントになります。
目薬使用後には、液体が流れてくるのでティッシュで拭いたり、使用後に洗顔してしまう方が多いと思いますが、注意事項があります。目薬使用後のティッシュ使用方法は、まぶたを閉じて流れ出てくる液体を拭くのはOKですが、目薬点眼後すぐに、目尻にティッシュをあてるのはNGです。
ティッシュは、かなり水分を吸収しますので、場合によっては、まぶた内に点眼した目薬のほとんどを吸い取ってしまうことがあります。ティッシュは、溢れ出てきた目薬を拭くときだけに使わないと、目薬の効果がでなくなってしまいます。
目の周りに落ちた点眼液を流し込んでいる場合は、顔についている汚れや細菌、花粉などが、目に入ってしまいます。目の粘膜はデリケートですから、目の周りに落ちた液体はふき取り、新たに1滴、まぶたに目薬を点眼しましょう。
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