目薬をさした後に「まぶたパチパチ」が逆効果の訳 目薬の正しい点眼方法を知っていますか?
目薬のキャップも置き方にルールがあります。キャップの内側は、目薬の先端と接触する場所になります。微生物がキャップ経由で入らないようにするために、目薬本体の先端部と触れる凹側を上にしておきます。キャップを置かずに持ち続けることも可能ですが、慣れるまでは置く方が良いと思います。
正しい点眼の仕方
目薬の点眼には、2つの原則があります。容器の先端が眼球や目尻に接触すると、無菌で製剤化されていた薬液に、微生物が混入してしまいます。雑菌が入らないように注意が必要で、眼球や目尻と目薬の先端が触れないようにすることが大切です。
点眼量は、1滴目に入る目薬は、1滴滴下で充分な効果がでるように設計されています。2滴、3滴と垂らすと効果が出そうと思われる方もいらっしゃる印象ですが、まぶたの中には、目薬1滴分しか留められないため、それより多く垂らしたものは、顔をつたって溢れ出てしまいます。
溢れた目薬が勿体ないだけでなく、処方薬であれば、次回の通院日の前に薬が足らなくなる可能性もあります。点眼するときは、そのまま点眼でもよいですが、上手くできない時は、「げんこつ法」を試してみてください。
①右手で目薬の容器を持ちます。②左手でげんこつを作って目の下の頬に当て、下まぶたを引っ張るように、あっかんベーをするような感じ③上を向き、左手のげんこつの上に目薬を持った右手を乗せて手を安定させて点眼します。
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