強盗に狙われている「危険な"迷惑電話"」10の特徴 最新の"迷惑電話"は「ただの詐欺」で終わらない

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2024年の特殊詐欺のトレンドはズバリ、国際電話を使った手口だ。

以前は「050」のIP電話番号が詐欺に多く悪用されていたが、政府が状況を懸念し、2023年6月にIP電話番号取得時に本人確認を義務化する方針を発表した。

その直後から、詐欺に悪用される電話番号がIP電話番号から国際電話番号に移り変わっている。犯行グループは、法規制をかい潜るべく巧みに詐欺の手法を変えていっているのだ。

架空の未納料金があると言って金をだまし取る「架空料金請求詐欺」でも、国際電話が多く使用されるようになった。特に、アメリカなどの北米地域で使われる「+1」から始まる番号からの電話が最も多い。

詐欺疑いの電話に出ると、「NTTファイナンス」などの実在する企業名を名乗り「サービスの未納料金がある」という自動音声が流れてくる。このような自動音声を使うのも、2024年のトレンドだ。

自動音声の電話を無作為に大量にかけ、それに反応した人に犯人が対応するというのが王道の手法。テクノロジーを使って“被害にあいそうな“ターゲットをまずは判別し、カモが見つかったところに詐欺師が登場するのだ。詐欺師もITを駆使して効率化する時代になっているのかもしれない。

あなたにもかかってきた? 「危険な電話」10の特徴

ここで、「詐欺の可能性のある電話」10のパターンを挙げたい。下記に当てはまる電話を受けたことがある人はいま一度、注意したい。

【「詐欺の危険性がある電話」最新10の特徴】
1. 電話番号が「+」から始まる国際電話
2.「未納料金がある」「オペレーターにつなぐ場合は○番を」の自動音声
3.「アンケート」を称する自動音声
4. 末尾が「0110」で終わる国際電話
5.「2時間後に携帯電話が止まる」など、総務省など官公庁を名乗る自動音声
6.「重要な書類がある」といって大使館を名乗る外国語の自動音声
7.「電話は切らずにつないだまま」とATMやコンビニに誘導する
8.「お金」や「キャッシュカード」のワードが出る
9.「無料で点検したい」と給湯器やリフォーム工事の業者を名乗る
10. 不用品回収業者を名乗り「家に貴金属はあるか」と尋ねる
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