強盗に狙われている「危険な"迷惑電話"」10の特徴 最新の"迷惑電話"は「ただの詐欺」で終わらない

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実は、「オレオレ詐欺」は増えている。「オレオレ詐欺」と聞いて、息子や娘・孫をかたる電話に高齢者がだまされるイメージを想像した人は、実は時代に追いつけていない。

オレオレ詐欺は親族をかたる手口から変化し、警察や総務省などの官公庁をかたる手口が増えている。官公庁をかたり指示に従わせる、いわば“権威型”の手口によって、被害者は高齢層のみならず若年層にも拡大しているのだ。

最新のオレオレ詐欺はさらに巧妙で、電話番号の一部が、警察や官公庁の実在する番号と一致しているケースもあるから悪質だ。

ここでも国際電話を悪用し、日本の警察署で使われる末尾が「0110」の番号になっていたり、国番号以外の部分が官公庁の実在する番号と一致するように偽装されたりしているのである。

電話に出ると、警察などになりすました犯人が「あなたの携帯が悪用されている」「あなたに逮捕状が出ている」などの口実で、巧みにだます。

詐欺の可能性が高い「危険ワード」

最近では、電話からLINEに誘導され、警察の制服姿の犯人から「取り調べ」と称してビデオ通話を要求されたり、偽の逮捕状や警察手帳の画像が送られてきたりすることも。電話の時点では半信半疑であっても、最終的に騙されてしまったというケースもあるという。

心当たりがないのに国際電話が突然かかってきたら、それは詐欺の可能性が高い。無闇に電話に出たり、着信履歴に残っていても折り返したりしてはいけない。

携帯電話をつながせたままATMやコンビニに誘導するのも詐欺の特徴だ。

「還付金がある」などの電話でATMに誘導し、犯人の指示通りにATMを操作すると実際は犯人側にお金が振り込まれてしまう還付金詐欺。架空の未納料金の支払いのために、コンビニで電子マネーカードを購入させる架空料金請求詐欺などがその代表例だ。

銀行やコンビニへの移動が伴う手口では、犯人はターゲットを確実に指示に従わせるため「電話を切らないで」と強調することがある。このキーワードが出たら詐欺の可能性が高い。

大前提として、電話で「キャッシュカード」や「現金」などのキーワードが出たら詐欺を疑うことである。警察官や、銀行協会や自治体の職員がキャッシュカードを預かりに来たり、暗証番号を聞いたりすることはありえない。

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