中森明菜「2024年の復活劇」でファンに与えた衝撃 今年はたくさんの歌声と元気な姿を披露してくれた
中森明菜復活。2024年はまさに、それを実感できる1年だった。
遡ること1年前、2023年12月17日から嬉しい予感はあった。ミッツ・マングローブがMCを担当する「中森明菜 オールタイムリクエスト」(ニッポン放送)に、実に9年ぶりに、音声で出演したのだ。
「ずっと聴いててください。切らないでください。切らないで!」
昔と変わらない、か細く高い、アニメのキャラクターのようにかわいい声。番組は、ネットやメールではなく、電話リクエストという形をとったことで1980年代の空気がブワリと押し寄せ、泣きながらリクエストをするファンも出る、熱い内容となった。
ようやく見られた明菜の姿
さらにその1週間後の12月24日には、X(旧Twitter)に、
「いつも応援してくださるファンのみなさまへ。クリスマスプレゼント…とは言えないかもしれませんが…レコーディングの様子をお届けしますね。みなさまにとってステキなクリスマスとなりますように…!あきな」
というコメントがアップ。中森明菜公式チャンネルが開設され、告知通り『北ウイング-CLASSIC-』のレコーディング映像が公開されたのである。
2014年のNHK紅白歌合戦以来、9年ぶりに中森明菜が歌う姿を、動画でではあるが、やっと、本当にやっと見ることができたのである。
ピアノと弦楽器の音に乗り、耳をなでるような美しい声が響いてくる。時折右手が、マイクを持つような仕草になっている。歌詞を静かに置くように歌うその姿に、息をのみ、見惚れ、聴き入った。あの日からもう丸1年が経つ。
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