中森明菜「2024年の復活劇」でファンに与えた衝撃 今年はたくさんの歌声と元気な姿を披露してくれた

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好きな曲を挙げろと言われても、両手でも足りない。多くの人の心それぞれに、大事な明菜の歌がある――。

嬉しいことに、12月15日、それら名曲を、なんと中森明菜本人といっしょに、シャワーのように浴びる番組が放送された。昨年、音声出演でファンを喜ばせた「中森明菜 オールタイムリクエスト」。そこに今年は明菜がパーソナリティで出演をしたのである。 

番組には1万件近くのリクエストが集まり、ニッポン放送が集計したリクエストのランキング1位は『スローモーション』、2位『少女A』、3位『DESIRE-情熱-』。とはいえ、SNSのコメントを見ても、リクエスト曲が散らばったこと、老若男女、特に80年代の彼女の活躍を知らない若い世代からも、コアなリクエストがあったことは容易に想像できた。

古いとか新しいとか関係ないです。中森明菜は

ラジオで呟いた、ミッツ・マングローブの言葉がすべてだろう。

個人的には『TANGO NOIR』に悶えた。衣装が重く、最後ののけぞるポーズで動けなくなり「誰か助けてください……」となったエピソードを話す明菜ちゃんは茶目っ気たっぷり。声を出して笑ってしまった。こんなに面白い人だとは!

中森明菜
名曲『スローモーション』のジャズバージョンを披露し、ファンを喜ばせた(画像:本人の公式YouTubeより)

香取慎吾を歓喜させた『TATTOO』

ラジオで明菜自身が1曲目に選んだ『TATOO』は、1988年、21枚目のシングルだ。この歌に惚れこみ、ずっとカバーのチャンスを待ち望んでいたというのが、香取慎吾である。それがついに今年叶っている。しかも中森明菜本人と一緒に歌うという最高の形で! 

11月27日発売の3rdアルバム『Circus Funk』に、『TATTOO(feat. 中森明菜)』として収録。11月8日にシングルとして先行配信されている。

SOIL&"PIMP"SESSIONSのアレンジにより、腹にくる重量感と脳天からアドレナリンが噴き出すアッパー感が一緒にくるような、最高にパラダイスな曲に仕上がっている。特にサビでの香取と中森のユニゾンは圧巻だ。

レコーディングは2人向き合って歌い、それを収録するという異例なスタイルに。香取慎吾はこのときのことを、自身の公式YouTubeチャンネルで興奮気味に語っている。

明菜さんが『1回どういう感じなのかを観たいから、まず一緒に歌ってみたい』となって、2人で向かい合って、歌うわけですよ。緊張というか、夢のような。(中略)よし、本番、レコーディング。(ブースに残るのが)明菜さんが先か、僕が先か、となったとき、『いい、このままいきましょう』って。そのまま2人で向き合って

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