「ゆっくり話す」は「老化現象」ととられやすいという側面もあります。
今年発表されたカナダの研究では、「『なかなか言葉が見つからない』現象より、『全体の話す速度が遅くなる』現象のほうが認知機能の衰えの指標となる」ことが明らかになりました。
アメリカのバイデン大統領のゆっくりとした話し方より、機関銃のように話すトランプ氏の話し方に、シャープさを感じた人は少なくなかったでしょう。
やはり、速く話す人のほうが「頭の回転が速い」「カリスマ性や説得力がある」と見られがちなのです。
「テンポのいいスピード」で話すのがおすすめ
そこで、トップエクゼクティブの「話し方の家庭教師」である私は、特に最近、生徒に対し、なるべくテンポのいいスピードで話すことをおすすめしています。
もちろん、高齢の方などに対して話す際には、ゆっくりめが望ましいのですが、一般的には小気味よく、よどみなく話すほうがいい。
なぜでしょうか?
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