一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人以上の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれている。
その岡本氏の著作『世界最高の話し方』シリーズは累計20万部のベストセラーとなっているが、その「真骨頂」ともいえる「人前での話し方のスキル」をまとめた新刊『なぜか好かれる「人前での話し方」』がついに発売された。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「人前での話し方」を切り口に「学歴はオワコンか」について解説する。
「学歴オワコン説」は本当?
過激な発言で知られるホリエモンこと、堀江貴文氏が唱える説のひとつに「学歴オワコン説」があります。
あるネット番組で彼は、
「今、京大なんか通ってるヤツって本当にバカなのね」
「今の時代に大学行くのはマジでバカよ。こんなSNSが発達している時代に、わざわざ金をかけてくだらない学問を学びにいくわけよ。バカみたいな教授いっぱいいるでしょ、本当にバカだと思うよ」
「学はネットで身につけんだよ」
と発言していました。
彼らしい極論ではありましたが、私はこの内容に、深く共感してしまいました。
それは、私が、日本の「トップエクゼクティブの話し方の家庭教師」として、日本のエリートたちの「もろさ」や「弱み」を日々、目の当たりにしているからにほかなりません。
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