そのためには、「感じること」が必要です。
みなさん「何をすれば痩せるのか」「どうすれば体が硬くなくなるのか」という方法論ばかりを求めますが、まずは自分の体の状態を感じることができなければ、無理な話なのです。
疲労は「疲れを労う」尊い言葉
疲労という言葉が、また違った言葉として出てくるといいのだろうと思います。
疲労と疲弊では、大きく意味が違いますし、疲労は、ただ「疲れた」というだけの言葉ではなく、「労(ねぎら)う」という言葉が入っているように、実は素晴らしい意味があるのです。
実際、疲労がなければ眠れません。でも、「疲」のやまいだれのイメージに引っ張られてしまいがちですよね。
本来の言葉の捉え方が、いい形でちゃんと伝わっていけばよいなと思います。何事も、見方ですから。
本書のように「休養学」という学問として広めていくことはとても大事なことです。日本の教育体制では、まだまだ間に合わない部分もありますから、民間からも取り組んでいく必要があるでしょう。
(構成:泉美木蘭)
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