心が強い人は「不安は妄想」だと知っている 実体のないものに反応するのはムダ!
(3)の“見通し”こそが「自信」です。こうしてみると、本当の自信は、「できる」という判断・妄想ではなく、「やってみる」その先に来るものだとわかりますね。
「まずやってみる」というシンプルな生き方
「やってみるというのが難しいのです」「つい足踏みしてしまいます」という人がいます。気持ちはよくわかりますが、そんな人こそ「これは妄想なんだ」と理解するように努めてください。
「やってみる」という行動を妨げているのは、「失敗するかも」「迷惑をかけるかも」「私なんてまだまだ」といった判断・妄想にほかなりません。それこそが「心の反応のクセ」。だからこそ「妄想しない練習」をこれから始めるのです。
妄想しない。まずやってみる。
これが「自信をつける」正しい方法・王道です。まさに禅の世界にいう「とらわれのない心」です。これまで「仏教」「禅」という特殊な世界で語られてきたことですが、「ムダな反応をせず、心をクリアに保つことで、心の能力(パフォーマンス)を上げる」というのは、現代人に欠かせないメンタルトレーニング(心の練習)でもあるのです。
妄想にとらわれない心なら、物事がシンプルに進みます。
何をすればいいかわからなければ、「何をすればいいですか?」、やり方がわからなければ、「どうすればいいですか?」と聞くだけです。
教えてくれれば「ありがとうございます」。迷惑をかけたら、「すみません」と素直に謝るだけです。
そして「頑張ります」という最初の思いに立ちます。
あとは、妄想しない心で、どれだけ作業に集中できるかにチャレンジします。
初心に立ち返って「やってみる」。その積み重ねの先に「これならできる」という“見通し”がつけられるようになる。そのときの思いを「自信」と表現するのです。
「不安」は妄想です。ムダな反応にとらわれずに、シンプルに進んでいきたいものですね。
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