「余命1年」身障者4級への行政支援のありがたさ 月額手当や各種交通機関の割引が得られる

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身体障害者認定について

実は、4月に腎瘻造設手術を行ったことで、身体障害者と認定され、東京都から身体障害者手帳を交付された。身体障害者障害程度等級は4級、旅客鉄道株式会社旅客運賃減額は第2種となっている。

背中の2カ所に埋め込んだ管の周囲を毎日消毒し、テーピングをし直さなくてはならない。移動にあたっても尿を集荷しておく袋を常に身につけていなければならないなど、確かに日常生活における負担と不便はそれなりにある。

身障者4級になると、いろいろな支援や割引を受けることができる。腎瘻患者の場合は、ストーマ装具の用品給付(月額上限1万1400円)、心身障がい者福祉手当(月額4000円)。

交通機関の運賃割引は以下の通りだ。

JR:第2種障がい者が単独で利用する場合、片道100キロを超える区間は5割引 

都営交通:本人利用10割引 

民営バス:単独利用5割引 

タクシー料金:10%割引 

有料道路通行料:5割引 

さらに都立公園の入園が無料になったりする。一気に福祉が身近になった気分だ。日常的に民間のバスをよく利用するので半額で乗れるのはありがたい。

※支援割引のくだりの障害者の表記は、市の案内本の表記にあわせて「障がい者」としています。

山田 稔 ジャーナリスト

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やまだ みのる / Minoru Yamada

1960年生まれ。長野県出身。立命館大学卒業。日刊ゲンダイ編集部長、広告局次長を経て独立。編集工房レーヴ代表。経済、社会、地方関連記事を執筆。雑誌『ベストカー』に「数字の向こう側」を連載中。『酒と温泉を楽しむ!「B級」山歩き』『分煙社会のススメ。』(日本図書館協会選定図書)『驚きの日本一が「ふるさと」にあった』などの著作がある。編集工房レーヴのブログでは、最新の病状などを掲載中。最新刊は『60歳からの山と温泉』(世界書院)。

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