取材の最後に、記念のつもりで西新井大師名物の草団子を買ったのだが、その際にも時代の流れを感じた。
写真は西新井大師の門前にある団子屋(中田屋)が入るビルなのだが、5階建てのうち、1階部分の通りに面したスペースだけが団子屋で、あとは老人介護施設なのである。
以前は割烹の料理店だったが、全面的に改装し、2020年の7月に介護付き有料老人ホーム「はなことばプラス西新井」として、再スタートを切ったのだという。
無人駅のある街は、"住むとちょっといい街"だった
東京23区では珍しい無人駅の東武大師線の大師前。名物の草団子は、清水屋と中田屋の2つの店が有名だが、今回は中田屋の団子を購入した。20個入りで900円(税込)である。
時代とともに変わってきてはいるが、ど真ん中で大師様がにらみを利かせている限り、「ちょっといい街」であり続けるだろう。不思議な無人駅と、西新井大師を見に行くだけでも楽しいこの街。年末年始でごった返す前に、一度訪れてみてはいかがだろう。
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