東京23区なのに「無人駅」ある街で見た驚きの光景 足立区最大のパワースポット「大師前」を歩く

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取材の最後に、記念のつもりで西新井大師名物の草団子を買ったのだが、その際にも時代の流れを感じた。

写真は西新井大師の門前にある団子屋(中田屋)が入るビルなのだが、5階建てのうち、1階部分の通りに面したスペースだけが団子屋で、あとは老人介護施設なのである。

以前は割烹の料理店だったが、全面的に改装し、2020年の7月に介護付き有料老人ホーム「はなことばプラス西新井」として、再スタートを切ったのだという。

はなことばプラス西新井
介護付き有料老人ホーム「はなことばプラス西新井(足立区西新井1-5-12)」。1階の一角で笹団子の老舗「中田屋」が営業している(筆者撮影)
中田屋の草団子と西新井大師の垂れ幕ポスター
中田屋の草団子と西新井大師の垂れ幕ポスター。大師前駅のホームにて(筆者撮影)

無人駅のある街は、"住むとちょっといい街"だった

東京23区では珍しい無人駅の東武大師線の大師前。名物の草団子は、清水屋と中田屋の2つの店が有名だが、今回は中田屋の団子を購入した。20個入りで900円(税込)である。

時代とともに変わってきてはいるが、ど真ん中で大師様がにらみを利かせている限り、「ちょっといい街」であり続けるだろう。不思議な無人駅と、西新井大師を見に行くだけでも楽しいこの街。年末年始でごった返す前に、一度訪れてみてはいかがだろう。

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末並 俊司 ライター

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すえなみ・しゅんじ / Shunji Suenami

福岡県生まれ。93年日本大学芸術学部を卒業後、テレビ番組制作会社に所属。09年からライターとして活動開始。両親の自宅介護をキッカケに介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)修了。現在、『週刊ポスト』を中心として取材・執筆を行っている。

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