自動車保険は簡単な保険だからわかる。自分で選ぶこともできる。ところが、生命保険は難しくて、よくわからない。だから、自分で選ぶ自信がない。このような人が多いのはなぜでしょうか。
自動車保険や火災保険のような損害保険は、さほど難しいと思わないようです。しかし同じ保険なのに生命保険となると、いきなり「よくわからない」となってしまいます。勧められるままに入ったものの、本当に自分に合った保険なのかどうか、実はよくわからない。月々、かなりの保険料を払っているが、何か判然としない気持ちもある。このような生保ストレスを抱えている人が多いのです。
同じ保険なのに生保と損保には何か大きな違いがあるのでしょうか。
生命保険と損害保険はどこが違うのか?
実は決定的な違いがあります。その違いとは、生命保険に付いている「貯金」です。
損害保険はほとんどが、純粋な「保障」だけの保険です。ところが生命保険は多くの場合、「保障」に「貯金」がプラスされています。この「貯金」がクセモノです。生命保険を難しくしている元凶です。
自動車保険や火災保険に入る人が求めているのは「保障」です。自動車事故や火災事故を起こした場合の経済的損失を保障してもらう、という明確な目的があります。つまり、なんのために保険に入るのか、損害保険の場合ははっきりしています。
ところが生命保険の場合は、死んだ場合に保障してほしいのか、支払った保険料で貯金をしたいのか、2つの目的が混在しています。この2つはまったく目的の異なるものです。何ごともゴチャゴチャにしたら分かりにくくなります。保障もほしいが、お金も貯めたい。そう考えると、まさに二兎追うものは一兎をも得ず、になってしまいます。
ここが生命保険の気を付けねばならないポイントです。
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