貯蓄と保険、どちらが大切か?
「貯蓄は三角、保険は四角」。この言葉を聞いたことがあるでしょうか。ネットで保険関係の情報をチェックしたとき、あるいは保険営業員から保険の勧誘を受けたときに、聞いたことがあるかもしれません。保険の入門書では、最初のほうにこの表現が出てきます。保険業界の新入社員が、保険と貯蓄の違いを勉強するときにも使われます。
貯蓄はおカネを少しずつ積み立てていくので、時間の経過をともに貯蓄残高は右肩上がりの三角形になります。これに対して、生命保険は時間の経過と関係なく、加入した時から受け取れる金額(保障額)が一定ですから四角形になります。貯蓄は積立途中で死亡した場合、それまで積み立てられたお金しか返ってきません。ところが生命保険はまだ1回しか保険料を払っていなくても、いつでも確実に大きな保障を手にすることができます。だから貯蓄は三角、保険は四角なのです。
これを図にすると、視覚的に三角形よりも四角形のほうが大きく見えます。保険営業員は、好んでこの図を使って保険の利点を説明します。消費者は普通、「保険に入るよりも貯金したほうが確実で安心だ」と考えます。
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