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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

子どもの友達が輝いて見える「予想外な視点」 親のモヤモヤを解決する「4つの簡単な方法」

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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大人である親は、子どもの「見えない価値」に気づくことができます。ただし、見方を間違えてしまうと、単純な比較で終わってしまいます。娘さんの「聞き上手」や「落ち着いた性格」は、一見目立たないかもしれませんが、他人に安心感を与える大切な能力だと友達と比較するのではなく、「友達と我が子をセットで見る」ことで気づくことができるはずです。

その友達が娘さんといることを楽しんでいる理由もここにあります。娘さんといると「居心地が良い」「自分らしさを発揮できる」と感じているからでしょう。相手も友達もすごい子かもしれませんが、馬場さんの娘さんも「すごい子」なのです。そこには比較対照して優劣をつける隙はありません。

「娘さんも友達同等の価値がある」

発表が苦手でも焦らなくていい

質問の中で、「発表が苦手」という点が触れられていますので、その点についてもお話ししておきます。そもそも8歳の子どもが人前で自信満々に発表できるほうがむしろ珍しいことです。ほとんどの子どもは緊張し、もじもじしてしまうものです。この時期に「発表が苦手」と感じるのは普通のことです。他人の子どもの発表を見ると相対的に自分の子どもは“たいしたことない”と感じることはよくあります。仮に発表が上手な子がいれば、「素晴らしい」と心から称賛すればいいだけで、自分の娘がいまいちであると考える必要はありません。

一方で、馬場さんの娘さんが「コツコツ努力するタイプ」であることは、長い目で見れば大きな強みです。なぜなら、即座に理解するタイプの子どもは、記憶から抜けるのも早い場合がありますが、理解は遅いため何度も繰り返して習得した子は、深く身につく傾向にあるからです。

このような特性を持つ娘さんには、焦らずに大事なポイントを絞って、ゆっくり娘さんのペースで学ばせる環境をつくってあげてください。すると発表もやがてできるようになっていきます。

「子どもは、その特性やペースに合わせて育てていくと、そこから伸びていく」

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【人間関係は優劣ではなく、バランスで成り立つ】

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