馬場さんも、娘さんと友達を比べたときに湧き上がる感情に困惑されているのだろうと思います。利発で社交的な友達を見て「羨ましい」「娘もああなってほしい」と思う気持ちは、親として自然なものです。
しかし、そこで終わらせず、「どうしてその友達はそんなに輝けるのか?」という視点に切り替えると、思わぬ解決法が見えてきます。
「なぜ、その友達はそんなに輝けるのでしょうか?」
娘さんの存在が「友達を輝かせている」という現実
利発で話し上手な子どもが、誰とでも同じように振る舞えるわけではありません。人間関係において重要なのは、「相手とのバランス」や「関係性」です。話し上手な子には、必ずと言っていいほど「聞き上手な相手」がいるものです。娘さんは、その友達にとっての聞き役、安心して自己を表現できる存在であると考えられます。
娘さんが友達と一緒にいるとき、その友達が伸び伸びと話し、社交的でいられるのは、娘さんがその「土台」となっているからだと思われます。
表面的に見える「社交性」や「利発さ」の裏には、娘さんのような「落ち着いて話を聞ける聞き上手な子の存在」が欠かせないのです。
このような視点は、人生経験が少ない子どもには理解が難しいかもしれません。「あの子はすごい」と思って終わるのが普通です。幸い、馬場さんのお子さんは友達との比較もなく、モヤモヤもしていません。ですから話をするまでもありませんが、仮にモヤモヤしている子であっても、話をして理解をさせることは難しいと思います。ではどうすればいいでしょうか。
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