知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種

✎ 1〜 ✎ 27 ✎ 28 ✎ 29 ✎ 30
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

続いて、生活のポイントです。

熱はないけれど乾いた咳が出るといったときは、まずは掃除をしてほこりやダニなどのアレルゲンを除去しましょう。掃除はできれば雑巾掛けが理想です(雑巾掛けするお掃除ロボットでももちろんOKです)。

また掃除中は必ず空気清浄機を使用し、掃除が終わったら、加湿器で部屋の湿度を40~50%に保ちます。

寝るとき咳が出るのは、寝室のほこりが原因と考えられます。寝室は長時間過ごす場所なので、こまめに掃除機をかけて、ほこりの少ない状態を保ちたいものです。

喉の乾燥が原因の場合、水分をこまめにとります。炎症を抑えたいのでお酒を控えたほうがよいでしょう。のど飴をなめて、唾液の量を増やすことも有効です。いうまでもなく喫煙は肺に悪影響を与えますので、禁煙を心がけてください。

咳き込んだら「咳を止めるツボ」

咳き込んだときの応急処置として、ツボ押しがあります。

「定喘(ていぜん)」はその名のとおり、咳にとても効果の高いツボの1つです。

首を前に倒して頭を左右に降ったときに動かない背骨と動く背骨を見つけます。この2つの背骨の間のくぼみから、外側に親指幅1本分のところにあります(※外部配信先ではイラストを閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

定喘から肩甲骨にかけて、漢方でいうところの肺に関わるツボが多いエリアです。押すだけではなく、カイロなどで温めてもよいでしょう。

咳止めのツボ「定喘」の位置はここ(イラスト:おおしま/PIXTA)
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事