国語苦手な子の「点数みるみる伸びる」勉強のコツ 意外と成績安定しない科目、どう攻略する?

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いかがでしょうか?漫画でも描かれているとおり、国語の問題の選択肢というのは、客観的な目線がないと解けないようになっています。

よく国語の選択肢に対して「どれも正しいように感じてしまう」「解釈によってはこの選択肢が正解でもいいのではないか」という人がいますが、多くの人がそう考えるからこそ、国語で間違っている選択肢は「明確に間違っているポイント」を作っています。

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「正しいように感じられるかもしれないけれど、このポイントがあるから、不正解である」と言えるように作られているのです。だからこそ「これが正解だ」「これが間違っている」ということがハッキリしています。

国語ができる人は、冒頭でもお話しした通り、解説をしっかり熟読し、問題を作っている人がどのような意図で選択肢を作っているのかが考えられる人だと言えます。

自分の主観的な目線をチューニングして、「たしかにこのポイントが書いてあるんだから間違いだな」と理解しながら勉強しています。

なぜ国語の成績が上がらないのか

逆に国語の成績が上がらない人は、たとえばAが答えだったときに、「なぜAが正解なのか」の部分しか解答を読まず、「なぜ、B~Eは不正解なのか」の部分の解答を読んでいません。そのため客観的な視点が養えずに、国語の成績が上がらないのです。

「解説を読んで、なぜその選択肢が正解で、ほかの選択肢が間違いなのかを理解して勉強する」というのが、国語ができるようになる近道です。ぜひしっかり解説文を読んで、勉強してみてください。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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