肝臓から脂肪を落とす「朝のみそ汁」有効な摂り方 医師が解説「やせない人は肝機能に問題あり」

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肝臓に「解毒」という余計な仕事をさせず、「代謝」に専念してもらうためには、腸内環境を整えることが何より大切。

そのために必要なのが食物繊維です。食物繊維は善玉菌のエサとなり、悪玉菌を減らして善玉菌を増やしてくれます。また、便の量や硬さを調節して便通を促す働きもあります。

脂肪肝を予防・改善する働きも

『肝臓から脂肪を一掃! 医者が飲むやせみそ汁 - 肥満・糖尿病・動脈硬化から便秘まで、丸ごと解決!』書影
『肝臓から脂肪を一掃! 医者が飲むやせみそ汁 - 肥満・糖尿病・動脈硬化から便秘まで、丸ごと解決!』(ワニブックス)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

つまり、便通を促すことで、悪玉菌が増えるのを防いでくれるのです。

さらに、食物繊維は腸での糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を抑えて脂肪肝を予防・改善する働きもあります。

食物繊維には水溶性と不溶性があります。それぞれ異なる働きがあるので、どちらもバランスよく摂るといいでしょう。水溶性は、わかめやこんにゃく、いも類などに多く含まれ、不溶性は、穀類や大豆、ごぼうなどに多く含まれます。

いずれもみそ汁と相性のよい食材ばかりなので、その日の気分で具材を変えて楽しむことができます。

腸が整う
(画像:『肝臓から脂肪を一掃! 医者が飲むやせみそ汁 - 肥満・糖尿病・動脈硬化から便秘まで、丸ごと解決!』より)
栗原 毅 栗原クリニック東京・日本橋医院長

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くりはら たけし / Takeshi Kurihara

医学博士。北里大学医学部卒業。慶應義塾大学大学院特任教授、東京女子医科大学教授を歴任。2008年、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病の予防と治療を目的とした栗原クリニック東京・日本橋を開院。「血液サラサラ」の提唱者の1人でもある。主な著書・監修書に、『決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ』『ズボラでも中性脂肪・コレステロールは下げられる!』(ともに宝島社)、『栗原式 書いて下げる魔法の血圧手帳』(笠倉出版社)、『お茶のすごい健康長寿力 高血糖、高血圧、肥満、内臓脂肪から免疫力、認知症、不眠、イライラまで効く!』(主婦の友社)など多数
 

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