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セブン「上げ底疑惑」で社長発言がマズすぎた理由 言い方や、他企業との比較も悪手でしかなかった

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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今回のコラムは、上げ底の検証が目的ではない。内容量の増減や、容器形状の変化は、他の書き手に任せるとして、筆者は専門分野である「ネット炎上」の観点から考えたい。

このタイミングで、セブンのトップが「上げ底疑惑」に触れたのは正解だったのか。背景を踏まえつつ、永松氏の発言を見つめてみると、あらゆる点からマズいように感じてしまう。まずは「なぜ聞かれるまで答えなかったのか」だ。

先に紹介したように、SNS上での疑惑は、すでに10年以上前から出ていた。悪い風評は、放置期間が長ければ長いほど、払拭するのが難しくなる。事実でないのだとしたら、一刻も早い段階で、企業としての見解を示しておくべきだった。

セブンは以前から、プラスチックごみの削減を理由に、弁当容器のリニューアルを発表してきた。これらのニュースに絡める形で、「上げ底疑惑の否定」と、「形状や素材、パッケージデザインの正当性」をアピールしていれば、今回ほどの批判は起きていなかったと考えられる。

取材に対してのリスクマネジメント不足

次に「言い方」だ。その受け答えから、永松氏がどこか質問者を軽んじている印象を残してしまったのは事実だろう。あくまで取材に対してのフランクな口調だとしても、その先にいる読者には、異なる印象を残しかねない。

もっとも、挑発とも捉えられかねない「(笑)」あたりは、文春側のカラーが多少なりとも出ている表現と思われる。とはいえ、そう書かれる可能性を意識するべきだった点で、リスクマネジメントが不足していたのではないか。

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