Iさんは「外国人のような人を引き付ける話し方」と書かれていましたが、彼らは小さい頃から意見をはっきり言う教育を受けて育っています。同じような話し方をしようと思っても、まずうまくいきません。
ポイント3 無理に外国人のマネをしない
私自身、英会話教室に通っていたとき、外国人の先生から「相手に質問したり、しゃべりかけないと、かえって失礼だと思われる。人の話を聞くばかりで自分の気持ちを伝えないのは、相手に興味がないと思われてしまいます」と言われたことがあります。
これはあくまで私の感想ですが、外国の方は大きな声ではっきり自分の意見を言うけれど、相手の言い分を最後まで聞いて理解したうえで、反対するなり賛成するなりの意見を述べていると思います。
でも日本ではそのような文化がないため、外国人のコミュニケーションをそのままマネると「けんか腰」に聞こえてしまいそうですよね。
なので、そんなに無理にマネをせず、Iさんの長所、特性を生かすコミュニケーションをすることがいちばんいいのではないかと思います。
ポイント4 「聞き手に回る=マイナス」と考えない
Iさんは「聞き役で終わってしまう」ことを気にしていらっしゃいますが、聞き手に回ることって全然、マイナスにとらえる必要がないと思うんです。マイナスどころか、「聞ける人」は、最高のコミュニケーション能力をお持ちなんです。
最近はむしろ、しゃべってばかりで人の話を聞かない人が多いです。こういう方はだんだん、お友達が離れていってしまったりします。Iさんはきっとお友達に対して、安心感や癒やしを与えている、すばらしい存在なのだと思います。
ポイント5 「話す3割、聞く7割」を心掛ける
まとめになりますが、上手な会話というのは、何も「人と同じ口数を話すことではない」と思います。和やかに相手の話を聞いて、要所要所できちんと自分の意見を言えることこそが大事だと思うんです。
私の感覚では、「話す3~4割、聞く6~7割」くらいが反感も持たれず、しかもおしゃべりの集団に埋もれないのではないかと思います。
今日のレッスンのまとめ
ポイント1 まずは「声を出す」練習から
ポイント2 話上手は「準備」上手。自分の意見を持つ
ポイント3 無理に外国人のマネをしない
ポイント4 「聞き手に回る=マイナス」と考えない
ポイント5 「話す3割、聞く7割」を心掛ける
「話し方」ってトレーニング次第でどうにでもなるんです。毎日のほんの少しの努力で人生は開けます! 頑張ってください!
次回も、読者から寄せられた質問に回答したいと思います。お楽しみに!
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