まずは最初にやってほしいのは、「声を出す」練習です。簡単なことですが、この効果は計り知れません。
ポイント1 まずは「声を出す」練習から
おしゃべりって「反射神経」だと思うんです。相手の話にパッと反応して答えるという、そのスキルなんです。
たとえば普段、押し黙って生活をしている人が会話に混ざったときに、急ににぎやかに話せるかというと、そうではないんです。急には言葉が出てこないんです。
Iさんも「声を出す」ということを体が忘れてしまっているかもしれませんね。でも大丈夫、「反射神経」なのだから、鍛えることができます! 朝は声が出づらいでしょうから、午後から夜の時間帯がおすすめです。
「声を出す」練習でおすすめなのは、何か文章を「音読」すること。何でもいいです。新聞のコラムでも、好きな小説でも、エッセイでも! 書かれている内容をきちんと「伝えよう」と思って気持ちを込めて声を出します。
「音読」は、すてきな表現や、構文や知らなかった漢字の読み方……など、脳にたくさん新しい日本語の表現をインプットすることができるのです。母国語であっても、知らない表現がたくさんあるはず。一石三鳥くらいの効果が期待できますよ!
ポイント2 話し上手は「準備」上手、自分の意見を持つ
「反射神経」を鍛えた後、次に心掛けるのは「話の内容」。「話し方」ばかり意識しがちですが、たとえ口下手でも、「中身のある話」ができる人は、みんなの注目を集めるものです。
いきなりぶっつけ本番で面白い話ができる人はごく一部。面白い話ができる人は、こっそり「いろいろな準備」をしているものです。
話上手になりたいと思ったら、ぜひ日頃から「話の内容」を磨く準備をしてください。そのためには、日頃からいろいろなことに興味をもって、わからないことは調べたりして掘り下げ、「自分なりの意見」を持つことです。独り善がりでもいいんです。
「あの人の意見とは違うけれど、自分はこう思う」をというものを明確に持つと、ここぞというときにきっちり発言ができるものです。ちょっとはずかしい表現ですが、「真剣に生きる」ことこそが、「おしゃべり上手」につながるんです!
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