なぜか「テレビの常連」な専門家が意識している事 「常連」と「一度きり」にはこんなにも差がある
放送後のクレームは「やるだけ無駄」
もうひとつは、放送後に「あの発言箇所を使うとは思わなかった」と番組にクレームを入れてくる専門家です。苦情を述べたところで「後の祭り」です。放送後にクレームを言われても、捏造した情報を放送したわけでもないので、番組として訂正するわけにもいきません。
「不正確なことを言ってしまった」「誤解を招く発言だったかもしれない」と思ったら、その場で、もしくは取材終了直後に番組制作者に申し入れをするしかありません。
番組制作者は専門家に迷惑をかけようという気は微塵もありませんので、受け入れられないということはまずありません。
放送前の確認要請、放送後のクレーム。いずれも番組側に弁解の余地がないほどの問題がない限り、受け入れられることはありません。つまり「やるだけ無駄」なのです。
そして、二度と取材依頼が来ない専門家で最も多い共通点が「発言が煮え切らない」「一般の視聴者にはわかりにくいことしか言わない」というものです。
要は、その専門家の発言が番組制作者の期待するものと合致しなかったというケースです。わかりやすく伝える能力は、特に解説者型では必須です。
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