共通テスト「探究問題」解ける人と解けない人の差 思考力を問うような問題が増える傾向にある

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例えば「歌が上手くなったね」と言われたら、「元々そこまで歌が上手くなかったのに、今では上手になった」というギャップがあることを示していると考えられます。昔から歌が上手だった人に「上手くなったね」とは言わないですよね。

変化後だけではなく、変化前も考える

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2025年度からの地歴では、こうした探究型の問題がより重視されることが予想されますが、現在でもこれらの問題は頻出です。

今回は日本史の問題でしたが、世界史や地理といった科目でも、このように変化を問う問題が多く出題されています。

「この数字が伸びたのはなぜですか?」「なぜこのような変化が起こったのか、選択肢の中から選びなさい」といった問題を解くためのカギは、「変化後だけではなく、変化前がどうだったのか」という思考です。

みなさんぜひ、参考にしてみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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