セブン「賛否両論ドーナツ」に見るコンビニの転換 便利なだけでは戦えない時代に突入している
コンビニ大手のセブン・イレブンによる「レジ横」ドーナツの販売が話題だ。2024年9月3日よりセブン・イレブンの一部店舗で販売され、売れ行きも好調とのこと。
ご存知の方も多いと思うが、セブンが「レジ横」ドーナツを手がけるのははじめてではない。2014年にもドーナツ販売にチャレンジ。しかし、うまくいかず2017年に撤退してしまった。そこから7年ぶりの再発売となった。
セブンのドーナツ再販にはどのような狙いがあるのか。実は、ここには現在のコンビニ業界をめぐるさまざまな変化が表れている。解説しよう。
砂糖をまぶして食べる3種類の手頃ドーナツ
まずは、今回再発売されたセブン・イレブンのドーナツを食べてみよう。
発売されたのは3種類。「メープル」「チョコ」「カスタード」である。それぞれ、各店舗のフライヤーで揚げられ、提供されている。
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