人生設計「30年後に年収5000万円」の壮大な勘違い 起業家と編集者が真剣に考えた目指すべき目標

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箕輪:僕は、ものすごく自分を俯瞰してるんですよね。仮に20代で死ぬ気で働くのがまったく向いてないなと思ったら、地方に移住して固定費を下げたりして、どんな上場企業の社長よりも俺の生き方のほうがイケてるって思える道を選んでたと思うんです。そんなふうに、いろいろと難しいことがある中でも、今の日本で自分を成功させるゲームとして人生を考えると、選択肢がけっこう増えると思う。

人生を俯瞰する力

けんすう:なるほど、「こいつをどう成功させてやろうか」みたいな視点で、いつも自分を見てるんだ。

箕輪:そうですね。まさに、けんすうさんが『物語思考』で言ってるみたいに、自分というキャラクターを動かしている感じ。僕は性格がひん曲がってるから、ちょっと冷めた目で自分を見て「こっちじゃない、あっちだ」って動かせるのかもしれないけど、人生の可能性を広げるには、やっぱり俯瞰力みたいなものが重要な気がします。

『物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』(幻冬舎)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

けんすう:俯瞰力、いいですね。たしかに『物語思考』ではキャラを設定して、それを“他人事”感をもって動かすことをすすめてますが、それで言っても箕輪さんはやっぱり無茶苦茶ですよ(笑)。革ジャン着ておじいちゃんたちの前で歌ったりとかも、意味がわからないけど、すごいなと。

箕輪:あれはマジでリスクがあって。みんな足元に杖を置いてるから、つまずいて転びそうになったんですよ。おじいちゃんに覆いかぶさってケガでもさせたら大変だし、大炎上してたでしょうね。

けんすう:それは危ない。しかも、間違いなく炎上ですね。そんなリスクがあった割に、リターンは特にない。

箕輪:そうそう……って何の話だ(笑)。

けんすう:もっと話しましょう。次も乞うご期待ってことで(笑)。

(第2回終わり)

(構成:福島結実子)

けんすう 起業家、投資家

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2003年にしたらばJBBSを運営するメディアクリップ代表取締役社長、2004年にライブドアに事業譲渡。2006年にリクルートに入社し、インターネット系の新規サービスの立ち上げに関わる。2009年に株式会社nanapiを創業、2014年にKDDIグループにM&Aされる。2019年1月にマンガコミュニティサービス「アル」を運営するアル株式会社を立ち上げる。

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箕輪 厚介 編集者

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みのわ こうすけ / Kosuke Minowa

大学卒業後、双葉社に入社。「ネオヒルズ・ジャパン」を創刊し完売。『たった一人の熱狂』見城徹、『逆転の仕事論』堀江貴文などの編集を手がける。幻冬舎に入社後は新たな書籍レーベル「NewsPicks Book」を立ち上げ、編集長に就任。『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、2019年一番売れてるビジネス書『メモの魔力』前田裕二など次々とベストセラーに。自著『死ぬこと以外かすり傷』は14万部を突破。雑誌「サウナランド」は2021年のSaunner of the Yearを受賞。2022年『死なばもろとも』ガーシーを出版。2023年秋に著書『怪獣人間の手懐け方』(クロスメディア・パブリッシング)、『かすり傷も痛かった』(幻冬舎)を発売。

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