「有名私大で倍率1倍台」総合・推薦入試の穴場は? 情報戦を制して、一般入試より有利な条件を狙う

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ところが、実は近年、有名大学であっても条件がゆるい、かつ低倍率の入試をおこなっている大学がいくつかあります。本稿ではそんな情報をこっそり、みなさんにお伝えしようと思います。

日東駒専に倍率1倍の学科はある?

日東駒専は、みなさんご存じでしょうか。日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の4大学の頭文字を取った大学群で、日本の中堅大学として根強い人気があります。

しかし、この大学群でも倍率が極めて低い学部がいくつか存在します。
まずは日本大学から見ていきましょう。次の表に日本大学の推薦入試について、学部・学科・主な出願条件を記載しました。

見てみると、出願条件「特になし」の学部があります。条件がある学部でも、理系の科目を習っていれば大丈夫だったり、高くない評定平均が条件だったりと、いずれも多くの人がクリアできるものになっています。

本来なら「有名大学だけど出願条件がゆるい」ということで高倍率の入試になってしまいそうですが、実際は異なります。

『提出書類・小論文・面接がこの1冊でぜんぶわかる ゼロから知りたい 総合型選抜・学校推薦型選抜』P.55より

なんとこれら、すべて倍率が1.0倍でした。1.0倍というのは、合格者と志願者が同じ数、つまり志願者全員が合格した入試です。

日本大学のほかにも、同じように志願者全員が合格した入試が実施されています。次の表に、他の大学についてもいくつかピックアップしておきました。いずれも倍率が1.0倍で、出願条件がそれほど厳しくない学部を選んでいます。

『提出書類・小論文・面接がこの1冊でぜんぶわかる ゼロから知りたい 総合型選抜・学校推薦型選抜』P.56より

これら全員合格入試をおこなっている学部の、一般入試の倍率を見てみましょう。たとえば、先ほど表にあった日本大学理工学部土木工学科。一般入試A方式では2.4倍となります。また同様に、理工学部機械工学科だと、一般入試A方式の倍率は3.6倍にまで上がっています。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事