世代間格差 人口減少社会を問いなおす 加藤久和著

世代間格差 人口減少社会を問いなおす 加藤久和著

どれだけもらえるかわからない年金。かさむ政府債務。正規雇用の大幅な減少。今の若者たち、あるいは将来世代は、それまでの世代に比べて社会保障や租税など、さまざまな面で負担の割合が著しく高くなっている。ある調査によると、60歳以上の受け取り超過と将来世代の負担超過の差は、1億2000万円を超えるという。

なぜ、世代間格差は拡大するのか。人口問題に詳しい経済学者である著者は、社会制度の根本的な課題が累積し、顕在化した現象だと考察。そのうえで世代間格差の現状を整理し、原因を分析、格差縮小のための処方箋を提案している。そこから、持続可能な社会制度を早期に構築することの重要性を訴える。

ちくま新書 882円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • 就職四季報プラスワン
  • 家族の法廷から
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大論争! 財政再建か財政拡張か<br>消費増税延期論やMMT台頭も

株価急落と国内景気の減速で、消費増税の延期論が勃発した。根強く残る財政拡張派の主張は正しいのか。世界的な低金利の継続で台頭したMMT(現代貨幣理論)を含め、争点を検証する。小峰隆夫氏ら4人のエコノミストによる座談会も収録。