「脳の自動検索機能」を使って問題解決する方法 すぐに答えは出ないから、検索だけかけておく

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セミナー 質問
「今週あったいいことを3つ探してください」。あなたはすぐに挙げられますか?(写真:mits/PIXTA)
成功者は、物事のいい面を見るのがうまい人たち、つまり、いいことの脳内検索ができる人たちなのだと、メンタルトレーナーの濱田恭子さんはいいます。濱田さんの著書『仕事がうまくいく人は「人と会う前」に何を考えているのか』から、前向きな「マインド」をつくる脳内検索の方法を一部抜粋・再編集してご紹介します。

ネガティブな「脳内検索」に気づく

突然ですが、読者のみなさんに一緒にやっていただきたいことがあります。

「今週あったいいことを3つ探してください」。2分で書いてください。

いかがですか。すぐに挙げられましたか。

セミナーなどで、最初にアイスブレイクといって緊張を解くためによく行われる「いいこと探し」のワークです。

これを行うことでどんな効果があるかというと、「いいこと」の中身が重要なのではなく、「いいこと」を探すことに意味があります。

実は、私たちの潜在意識は自動検索機能がついています。これは心理的な効果として、カラーバス効果といわれています。

人間は、たくさんの情報を普段知らないうちにキャッチしています。その情報のなかから無意識のうちに、自分に必要のあるものにアンテナを張り、関わるものを取捨選択しているのです。

つまり、いいことを書き出すと、この過程で、無意識にいいことを探そうという検索モードに変わるわけです。

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