「脳の自動検索機能」を使って問題解決する方法 すぐに答えは出ないから、検索だけかけておく

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自分がどこに脳内検索をかけているか、そこに意識的になりましょう。

たとえば職場の不平不満を言う人は、不平不満を探すべく脳内検索をかけています。

「上司が、部下が、同僚が」と人間関係の不満を言い、「仕事量が多い」と仕事内容の不満を言い……。もしも、何も不満がない状態だったとしても、今度は、「椅子がガタガタする」など、違うことを見つけ出し不満を言うかもしれません。

もちろんこれは極端な例ですが、もしもその会社を辞めても、前の会社もその前の会社も同じような不満を見つけている自分に気がついたら、「会社だけが悪いわけではないかも」ということに気づいてください。

前回、プロジェクションマッピングのたとえ話をしましたが、自分の検索が不平不満を見つけてしまっている可能性があります。

だからあなたが住んでいる場所を変えようが、会社を移ろうが、パートナーを代えようが同じで、原因は「自分」かもしれないということに気づかなければ、その負のループからは抜けられないでしょう。

これを自覚すること、認めることはとてもつらいし、くやしいですよね。もしかすると絶対認めたくないことかもしれません。だからこそ、認めることができたら、確実に変わり始める一歩になるのです。

仕事を辞めたくなったら「今、何を見ているか」を考える

昔、「仕事についたら3年は勤めなさい」と言われることがありました。これは実は根性とかやる気のことを言っているわけではなかったのかもしれません。

もちろん、無理するのはよくないですが、もし可能なら、「何か一つ学んでから辞めても遅くはないですよ」とお伝えしています。自分がどのようなパターンを持っているのか、ということに気づいてほしいからです。

あんなことがあった、こんなことがあった……と過去に情報を検索して、後悔し続けている人もいれば、未来にこうなったらどうしよう、将来どうなるのだろう……と、いつもいつも未来の情報を検索して心配し続けている人もいます。

転職が悪いわけではありませんが、仕事がなかなか決まらず、転職を繰り返し続けている人は、もしかすると、転職のたびに「今の仕事の嫌なところ」を脳内検索してしまっていることもあるのかもしれません。

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