結果に結びつく「実践→分析」の4ステップ勉強法 自分の弱点や改善点を見つけ試験に活かすコツ

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やり方はとてもシンプル。

①タイマーを「25分」にセットする
②タイマーが鳴るまでは集中して勉強する
③「25分」が経ち、タイマーが鳴ったら、すぐに「5分」の休憩に入る
④「25分→5分」のサイクルを「4回」繰り返したところで(2時間が経ったところで)、「15~30分」の休憩を取る

休憩をはさみながらメリハリをつけて勉強するので、ダラダラを防げます。集中力が続かないことにお悩みの方はぜひ試してみてください。

注意点として、タイマーに「スマホを使わない」ことが大切です。スマホをタイマーにしてしまうと、タイマーを確認するために、その都度スマホ画面をオンにする手間が発生してしまいますし、残り時間を見るついでにスマホをいじりたくなってしまうからです。

「集中力が切れてきたとき」の対処法

④飽きたら変えるだけ「スイッチング勉強法」

せっかく勉強をスタートしたからには、できれば長時間取り組みたいところ。でも、「集中力が切れてきた」「飽きてきた」と感じたときは、脳が疲れてきたサインです。そんなときは、勉強内容をスイッチし、別の勉強を始めることで、気分を一新させましょう。

『夢を先送りしない勉強法』書影
『夢を先送りしない勉強法』(技術評論社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

たとえば、英語の勉強をずっとしていて「もう集中できない」「飽きてしまった」と感じたなら、プログラミングの勉強に変えてみましょう。すると不思議なことに、集中力がよみがえってきて、さらに長時間勉強し続けることが可能になります。また、同じ英語の勉強でも、リーディングからリスニングへと内容を変えるだけでも、集中力は蘇ってきます。

たとえ頭が疲れているように感じられても、疲れているのは脳のほんの一部分であることが多いです。

同じ脳でも、外国語学習のときに使う頭と、計算問題を解くときに使う頭とは違います。視覚を担う脳の場所もあれば、聴覚を担う脳の場所もあります。だから、学習内容を変えることで、頭をリセットでき、長く勉強し続けることが可能になるのです。

同じ集中力なら、長時間勉強したほうが、処理できる量も当然増えていきます。長時間学習を習慣化することで、成果を上げていきましょう。

石黒 由華
いしぐろ ゆか / Yuka Ishiguro

東京大学卒業。学生時代から20年以上勉強法を研究し、「だれでも、どんなに時間がなくても結果の出る勉強法」を考案。勉強でさまざまな夢を叶える。学級崩壊しているクラスで偏差値30台だったところから独自の勉強法を確立し、早慶上智、東大に逆転合格。大学では教育学を学ぶ傍ら、大学受験雑誌のライター、全国模試の採点アルバイトを経験し、結果の出る勉強法をさらに深く研究。卒業後は、約500倍の倍率を突破しマスコミ企業に就職。その後も限られた時間の中で仕事と勉強を両立、英語・IT・会計など8つの資格を「独学」で取得し、昇進やキャリアアップを果たす。中でも、英語では「TOEIC950点超」を取得。結婚・出産後も約半年で東大大学院に合格。

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