結果に結びつく「実践→分析」の4ステップ勉強法 自分の弱点や改善点を見つけ試験に活かすコツ

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あわせて、「解く順番」についての戦略も練りましょう。

たとえば、私はTOEICのリーディング試験で、「時間が足りず全問解ききれない」「見直す時間がなくケアレスミスを直せない」ことで悩んでいましたが、「前半の穴埋め問題は手早く解き、後半の長文読解にしっかり時間をかけ、最後に穴埋め問題に戻り、不安な箇所を中心に見直しを進める」という戦略を立てたことで、大幅に点数アップできました。

それまでは、前半の穴埋め問題を完璧に解こうとして長文読解の時間が足りず、最後まで解けなかったのですが、穴埋め問題のミスを防ぎつつ、長文読解に集中できるようになったのです。

本番で正確性と早さを出すテクニック

②「本番での解き方」の分析

本番で正確、かつスピーディに解き進めるためのコツやテクニックを考えます。たとえば、私はTOEIC試験で次のようなコツを見つけ出すことで、速く正確に解けるようになりました。

リーディングの「長文穴埋め問題」(長文にいくつかある空欄に入る適切な選択肢を選ぶ問題)
●長文を全部読んで時間をかけるのではなく、空欄の前後の文だけを読むようにする
●これまでの出題傾向から、時制や単語など、解答のヒントとなるポイントをあらかじめ分析しておき、本番ですぐに答えを見つけられるようにしておく
リーディングの「長文読解問題」(英語の長文を読み、内容についての設問に答える問題)
●本文の英語を全部読もうとするのは止め、問題文から本文へ逆戻りするようにする
●まずは問題文を読み、それに対応する文章を本文から探すようにすることで、スピーディに解き進める
リスニングの「写真描写問題」(4つの英語音声から、写真の内容を最も適切に描写したものを選ぶ問題)
●問題文が流れる前に、写真を細かい部分までじっくり見て、英語音声で読まれそうなポイントについてヤマを張るようにする
●これまでの出題傾向から、どのような英語音声が流れるかをあらかじめ分析し、ヤマをかけるべきポイントを、写真を見たらすぐに判断できるようにしておく

このように、解き方のコツやテクニックを事前に分析しておくことで、本番で最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。

③「わからない問題があったときの対応の仕方」の分析

わからない問題に出会ったときの対策をあらかじめ考えておくことで、本番でパニックにならないようにします。

たとえば、私はTOEICのリーディング試験対策で、わからない問題や自信がない問題があったときには「とりあえず適当に解答し、解答用紙に印をつけて、見直しの時間にそこを優先的に見直し、じっくり考える」という対策を取りました。

これにより、わからない問題で時間をムダにしたり、自信の持てない解答が気になってその後の集中力が削がれてしまうことがなくなり、得点に結びつきました。

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