頭のいい人の「質問力」が身につくシンプルな習慣 質問力は特別な能力ではなく習得できる

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そして、相手の長所に焦点を当て、相手に肯定的な感情を抱いてもらったり、相手の自己肯定感を高めたりすることもできます。

他にも相手が主体的に物事を考えられるような「問い」を投げかけられる人や、相手が積極的に行動できるように質問で促せる人、相手の気づきを促すような質問をする人、多角的な視点から質問ができる人も同様に私は「問う力がすごい」と感じています。

つまり、質問力が高い人は状況や相手について考えて、相手の価値観を尊重し、理解を深める質問ができる人なのです。

相手に対して、興味や関心をもつと同時に、相手のためになる質問をすることで、相手自身の考えが深まったり、相手が行動しようとする意識を高めたりするなど、相手を良い方向に促すことができます。これが、「質問力」です。

質問力を身につけるには「スキル」と「自信」が必要

このような質問力を身につけるために必要なことは、質問のメソッドを知識(技術)として認識して、それを理解して実践経験を積むことです。そして、これに付随して大切なことは、「自信」です。

それも、自分が「相手を質問で正しく導ける」という自信です。少し唐突かもしれませんが、プールの監視員を思い浮かべてみてください。

私は学生時代、プールの監視員のアルバイトをしていたことがあります。監視員には「泳げる」「救助できる」という技術と、「相手を助けることができる」という自信の両方が必要です。

この2つがなければ、目の前に溺れた人が現れたときに、咄嗟に身体が動いてプールに飛び込むことができないからです。泳ぎがいくら得意でも、「相手を助けることができる」という自信がない初心者には、どうしても躊躇が生まれてしまいます。どちらか片方だけでは不十分で、両方を一緒に高めていくことが重要なのです。

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