頭のいい人の「質問力」が身につくシンプルな習慣 質問力は特別な能力ではなく習得できる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?
『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?』。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

負けん気が強い人でしたら、「もう自分はダメなのか?いやそんなことはない」といった言葉で自分を鼓舞するのもいいでしょう。ネガティブな言葉に対して、自分を鼓舞することで、前向きになれることが研究でわかっています。

繊細な人の場合は、「今はちょっと休憩して、またがんばろう」といった言葉をかけて、自分自身にそっと寄り添ってあげるのもいいと思います。

このように自分の性格をよく把握して、自分のタイプに応じて自分への質問、投げかける言葉を変えていくことが大切です。

少しでも悩んだり、気になったことがあったりしたら、自分に質問や言葉がけをしていくことで、行動や思考が次第に変化していきます。「現在」の自分とちゃんと向き合うことで、少しずつ未来が変化していくのです。

それと同時に、他者への質問力も向上していくので一石二鳥といえます。

セルフトークスキルを確認して、課題解決に活用しよう

ここで、心理学に基づいて作成した「セルフトーク」のチェックをしてみましょう。この尺度は、あなたのセルフトークスキルを10項目で評価します。各項目について、5段階評価で回答してください。

(画像:『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?』)

【合計点が24点以下】
セルフトークスキルが低めと考えられます。自分自身への否定的なイメージが強く、課題解決にセルフトークを活用できていない可能性があります。まず、ネガティブなセルフトークを前向きなセルフトークへ変換する意識をもちましょう。

【合計点が25〜34点】
セルフトークスキルは平均程度です。自分自身への肯定的なイメージをもちはじめていますが、課題解決にセルフトークを十分に活用できていない可能性があります。

【合計点が35点以上】
セルフトークスキルが高いと考えられます。自分自身への肯定的なイメージをもち、課題解決にセルフトークを効果的に活用できています。

結果において、低いと感じたところは、成長するための伸びしろと考えましょう。自分自身が低めととらえているだけかもしれませんので、成長するためのヒントになります。できるだけ、前向きに考えながら成長へとつなげていくのです。

徳吉 陽河 一般社団法人コーチング心理学協会 代表理事

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

とくよし・ようが

一般社団法人コーチング心理学協会代表理事・講師一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会代表理事・講師。専門分野はコーチング心理学、ポジティブ心理学、キャリア心理学、認知科学など。資格は、コーチング心理士、公認心理師、キャリアコンサルタント、ポジティブ心理療法士、認定心理士(心理調査)など多数。クライアントやコーチ・カウンセラーがお互いに前向きになるようなウェルビーイングや能力の向上、自己成長の支援を行っている。さまざまな海外における研修や学会などに参加し、心理学、心理療法、コーチングを学ぶ。大学・看護学校などでの講師を経て、現在は現場に役立てるため、主に社会人に向けて「コーチング心理学」や「ポジティブ心理学」に関わる実践・研究、普及の活動を行っている。航空保安大学校(国土交通省)など、大学、高等学校、教育支援センターなどの教育関係、若者サポートステーション、就労支援施設、社会福祉協議会、リハビリテーションなどに関わる医療機関などの講師。外資系・国内大手製造業、販売・接客業、人材サービス業の団体などでの新人研修、管理職研修なども担当している。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事