伸びていく若手には「5つの共通項」がある! 元コンサルが語る「できる人の本質」
ただし注意事項もあります。上司から嫌われてしまうと成果が出しにくくなります。無理に好かれる必要はないですが、「上司を人前で批判する」や「無礼な振る舞いをする」など、嫌われることはしないほうが無難でしょう。
3:「主観」より「客観」を重視している
「私はこう思う」はとても大事です。自分の意見を持つことは、「仕事ができる」ようになる第一歩です。ですが、それが強すぎると単なる「思い込み」や「頑固」として扱われてしまいます。
「伸びる若手」は、自分の意見にはあわせて必ず根拠を述べ、「主観」をできるだけ「客観」に近づけるよう努力をしていました。
たとえば、こんなことがありました。
新人で入社した2人のコンサルタントが、それぞれ顧客の会社の教育計画の作成を任されました。
1社目は、2人のコンサルタントはそれぞれ頑張り、2名とも顧客から高い評価を受けることができました。
ところが、2社目になり、様子が変わりました。1人は、2社目も高評価を受けたのですが、もう1人は顧客から、「質が低い」と、クレームが入ってしまいました。
3社目、もう2人の差は圧倒的でした。3社立て続けに高評価を受けた若手コンサルタントには、安心して仕事を任せることができました。
もう1人は、まだ上司のサポートなしには仕事をさせるわけにはいきませんでした。彼は自分がなぜクレームをもらってしまったか、よく認識していなかったのです。
2人の違いは、「振り返り」にありました。前者は詳細に「なぜ1社目が高評価だったか」を「客観的」に分析していました。
後者はそれとは対照的に、「なぜ1社目が高評価だったのか」をまるでわかっていませんでした。自分は1社目うまくいった、だから、そのやり方が良かったのだ、と客観的に分析をせず、「お客さんがわかってないので悪い」と言い続けたのです。
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