超一流はたった1%のチャンスでも挑戦する トップ選手の「移籍」に学ぶキャリア形成

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2015J1リーグ1stステージ最終節でラストゲームを飾ったFC東京の武藤嘉紀選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
サッカー海外リーグのシーズンが終了し、日本人選手の移籍がニュースをにぎわせています。日本代表FWの岡崎慎司選手は、プレミアリーグ・レスターへの移籍が決まったと報道があり、ACミランの本田圭祐選手、インテルミラノの長友祐都選手についても移籍が噂されています。
そして注目は、FC東京の武藤嘉紀選手のマインツへの移籍。選手に取って移籍はキャリアの大きなターニングポイントです。そこでどう判断すればよいか。ACミランでレジェンドと仕事をした遠藤友則氏は、「自分を過小評価するな」と示唆します。

筆者は多くの選手の「移籍」を間近で見てきましたが、移籍は選手のその後の人生を左右する非常に大切なものです。慎重に考えていますし、当然、迷いもするものです。

移籍先を考えるとき、最大の焦点になる考え方は、次の二つです。

①自分に合っているだろうと思われる国・クラブで、「おそらく試合に出られるのではないか」という選択をする
②レベルが高いといわれ、世界中の選手が憧れるクラブで、「自分がどれだけできるか挑戦する」という選択をする

あなたなら、どちらを選びますか――。

将来の自分を過小評価するな!

この質問では、身近に感じませんので判断が難しいと思います。

もっと分かりやすい例えで質問するとこうなります。

①J3の上位のクラブからのオファー
②J1の上位クラブからのオファー

あなたがサッカー経験もまだ浅く、高校選手権にもインターハイにも出場したことのない高校生だったとしたら、どちらを選びますか?

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