伸びていく若手には「5つの共通項」がある! 元コンサルが語る「できる人の本質」
私は、在籍していたコンサルティング会社においても、顧客先の会社においても一貫して「採用」に関わってきました。
採用においてもっとも重要な成果はもちろん、「入社後、活躍できるかどうか」です。
そこで私は自分が採用にかかわった人材のその後を追跡し、成果を出しているかどうか観察しました。
すると「うまく仕事に適応して、活躍する人」には共通することがあるとわかりました。
その共通項は5つです。
それぞれ、説明していきましょう。
1:「知識」より「学ぶ能力」を重視している
前提として、現在その人が持っている知識は、すぐに陳腐化します。
企業は、新しいことにチャレンジし続けているので「知識」そのものよりも「学ぶ能力」「能力を向上させる能力」のほうがはるかに重要です。
「今までの経験や知識で対応できないので、できない」
「教えてもらったことがないので、できない」
としり込みする人がいますが、企業においては「人がやったことのないことをやれる人」が重要なので、しり込みする人は、たいてい環境に適応できません。
たとえば、こんなことがありました。あるIT業の会社から「営業の支援」の依頼があり、2名の若手が配属されました。
1人はIT業の経験者だったのですが、「営業はやったことがないので、私の専門性が生きない。違うプロジェクトにしてくれ」と言ってきました。
もう1人は同じくIT業の経験者ですが、「営業をやったことがないので、とてもいい機会でうれしいです」と、進んで現場でお客さんと一緒に営業をやり、営業のイロハをゼロから身につけたばかりか、進んで営業の得意な先輩に教えを請いに行きました。
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