トランプに描かれる、人間の変わらない本質

英雄は「富」にも「愛」にも貪欲だ

計53枚のカードでさまざまな遊びができるトランプの歴史は1000年以上とされている(写真:YNS / PIXTA)

来週はお盆。学校も夏休みのこの時期、旅行に出かけたり、帰省したりする人も少なくないだろう。そんな長旅のときに、トランプ遊びでついつい盛り上がってしまったことはないだろうか。

あえて説明する必要もないかもしれないが、トランプとは、スペード、ハート、クラブ、ダイヤの4種類のマークの13枚の札とジョーカー1枚の計53枚を一組として、さまざまなゲームが楽しめる室内遊戯具だ。このトランプに実は知られざる物語が隠されているのをご存じだろうか?

まずは、絵札に注目してほしい。キング(K)、クイーン(Q)、ジャック(J)の3種類にそれぞれスペード、ハート、クラブ、ダイヤのマークの計12枚がある。ただ、たとえば同じジャックでもよく見るとマークによって、右を向いていたり左を向いていたり斜めを見ていたりと、顔の向きがバラバラになっている。

この差はいったい何なのだろうか。TBSテレビ『この差って何ですか?』(次回は8月9日<日>よる7時から放送)取材班は、大阪商業大学アミューズメント産業研究所の高橋浩徳さんに話を聞いた。

トランプの絵札にみる人生観の差

高橋氏によると、「そもそもトランプの起源は10世紀頃の中国だといわれていて、その歴史は大変古く、トランプの絵柄に関する文献は残っていない」という。そのため「あくまでも後世の人間が想像した説にすぎませんが……」と、前置きしたうえで、大変興味深い話を教えてくれた。

実は、カードのマークにはそれぞれ意味がある。

ハート「愛」

ダイヤ「おカネ」

クラブ「学問」

スペード「死」

をそれぞれ象徴している。そして、キング、クイーン、ジャックそれぞれの顔の向きが違うのは、カードのマークを象徴するものが好きか嫌いかの差になっているというのだ。

次ページジャックを例に見てみると?
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どん底の2000年代を経て鮮やかなV字回復を果たしたプロレス界の雄。キャラクターの異なるスター選手を複数抱え、観客の4割は女性だ。外国人経営者の下、動画配信や海外興行など攻めの姿勢を見せる。株式上場も視野に入ってきた。