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キャリア・教育 #挑戦者たちの朝

いわき「夜明け市場」が挑んでいることとは? 地元復興支援が「自分の夢」の復興に繋がった

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2階のコーワーキングスペースには、高校生たちも集まり、皆で学び合っている。

松本さんが語っていた、「人が集まれば力になる」、そんな力がこの「夜明け市場」で少しずつ形になっていきました。

そしてオープンから4年近くたち、「夜明け市場」はさらなる進化を遂げています。飲食店は有名シェフの松嶋啓介さんがプロデュースするお店が入るなど13店舗埋まっているだけでなく、地域の若者などが集まって学び合うことができる場所として2階にコーワーキングスペースを開設。地域の人たちが集まることができるコミュニティとしての進化が続いています。

環境変化が夢にスイッチを入れる

2011年3月に起こった東日本大震災は、多くの人たちの人生を変えました。震災は多くの悲しみを生み出した一方で、多くの人に自分の人生をどう全うすべきか考えるきっかけになりました。

「震災というきっかけは確かに大きかったです。でもこうしてみると、やっぱり高校時代に言っていた『さびれた地元をどうにかするんだ』という思いがベースにありますね。たまに辛いこともありますが、思いを形いすることをやらせてもらってる、それを地元に認めてもらっていると思っています」

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挑戦にはさまざまな始まりがありますが、このように外部環境の大きな変化が挑戦へのスイッチになる場合があります。松本さんの場合にも、高校時代の夢があったからこそ、震災という大きな変化がその夢を呼び戻すきっかけになったのです。そして、同じように震災がきっかけとなって挑戦をはじめた挑戦者たちと共に、松本さんは新しい試みを始めています。

「夜明け市場だけでなく、震災をきっかけに新しいものが生まれてきています。たとえば、福島の農家。風評被害を避けるために若手農家を中心に、農協に卸していたところから、直接消費者の方々にコミュニケーションをとって売る人たちが出てきています。夜明け市場もそうですが、いわき発のモデルを一緒に発信していきたいですね」

松本さんは、いわき六次化協議会のメンバーなど、活動を広げています。震災がきっかけで始まった夢の実現は始まったばかりです。

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