
金策に明け暮れる日々、信じてくれた妻と弟が支え
「『別に私だけのおカネじゃなくて、二人のおカネよ。私もいつどうなるかわからないから、その時助けてくれれば大丈夫』と妻から言われました。初めて妻の前で泣いて、彼女を絶対幸せにすると決めました」
2008年に立ち上げた事業がうまく行かず借金に追われ生活が苦しい中で、奥様から言われたこの言葉には、松井さんの思いがこもっていました。
松井さんは大学卒業後入社した繊維商社で、営業として著しい実績を残しながらも11カ月で退職。そして、若手アーティストを支援する会社を立ち上げるも、まったくうまくいきませんでした。そんな松井さんを支えてくれたのは、事業が苦しい状況でも松井さんを鼓舞し、自らもカメラマンとして活躍し生活を支えてくれた、妻の存在でした。一方、自分が起業した会社は、最悪の状況にありました。
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