「転職後1週間」を正しく過ごす5つの鉄則 "転職のプロ"山崎元さんに聞く
【4】「前の会社では……」と比較しない
「これはいちばんのタブー。新しい職場のやり方を否定しているようなものです。つい自分の防衛のために、前の会社と比較して説明したくなりますが、マイナスにしかなりません。前の会社と新しい会社で仕事の進め方や考え方が違うのは当たり前ということを忘れないように、注意が必要です」
【5】全員「さん付け」「丁寧語」が大原則
「年齢が同じでも年次が上。あるいは同じタイミングで入社したけれど、年下の新卒。転職をするといろんな人間関係が生まれますが、相手を呼び捨てにするということは、自分の立場が相手と同等か上であるということ。そもそもビジネスにおいて、自分の立場が上であることを表明してメリットになることはほぼありません。先輩後輩、年上年下に関わらず、全員『さん付け』『丁寧語』で接するのが原則だと心掛けましょう」
会社に定着してこそ「成功した」と言える
転職初期において重要なことは、早く仕事や職場に慣れること。どうしても始めのうちは、人に質問したり助けを仰ぐ場面が増える分、精神的な負担も増す。だからこそ、早く職場を理解すればその分だけストレス過多の期間を短縮化できるし、結果的にそれがパフォーマンスを上げるための下地にもなる。
「経験上、新しい職場に慣れるのに半年は掛かります。会議や商談なんかで『私はまだ転職してきたばかりなんで』といった言葉が出るうちは、まだ会社に慣れていない証拠。その間は、自分の能力をアピールするより、会社を理解することを優先してくださいね」
即戦力として期待されているからと、肩肘を張っても空回りすることがほとんど。焦らずカッコをつけず、一歩ずつ新しい職場に適応していくことが、本当の意味での“いい転職”のゴールなのだ。
(取材・文/横川良明)
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