政府は2020年までに指導的立場に立つ女性の割合を30%にまで引き上げる「202030」を進め、女性活躍など多様性を推進するコーポレート・ガバナンスコードが上場企業にて施行されました。企業が女性を管理職にすることについて、真剣に考え始める時代になったのです。
同時に、女性自身の意識も変わり始めていると感じます。今回も、「なりたい自分」を描くときに「後輩や部下に今まで自分が経験してきたことを教えて育てていきたい」「自分自身が後輩のロールモデルとなりたい」と語る人が増えてきました。
彼女たちの目指すリーダーは、今までの男性型リーダーとは違う、新しいスタイルのものになるのではないでしょうか。
「キャリアはハシゴではなく、ジャングルジム」
もし皆さんの身近に、将来のキャリア形成に不安を抱く女性部下がいたら、ぜひゆっくり「対話」してください。
「キャリアはハシゴではなくジャングルジム」。フェイスブック社のシェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)の言葉です。女性の場合、ライフイベントによって働き方が変わるのは当たり前です。上司の皆さんはぜひ、一方通行ではなく、その部下の大切にしている価値観やライフスタイルを理解し、さまざまな経験を積ませてあげてください。
営業成績がよくプライベートも充実して見えるスーパー営業女子でも、小さな悩みはつきもの。どんな人でも悩むことはあるし、そんなときは背中を押してほしいものなんだな、と、いつも女性たちを見ていて感じます。
営業女子同士での出会いや、ゲストの話から、今回の「夏の女子会」参加者にはさまざまな発見があったと思います。次回は、イベントを通して参加者たちが考えた「女性が働くために社会に何が必要か、自分はどうしていくべきか」というテーマについて、紹介したいと思います。
(構成:小川たまか、撮影::ヒダキトモコ)
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