「黒い日傘をさす男性」に対する違和感の正体 ビジネスファッションに合う日傘の選び方

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一方、日傘選びのコツについては「遮光やUVカット率」といった機能面の情報はあふれていますが、ビジネスファッションに合わせるコツは見かけませんので、今回は「日傘と服の合わせ方」にフォーカスします。

なぜ「黒い」日傘をおすすめしないのか?

ビジネスシーンの雨傘ならば、黒・紺・グレーを選んでおけば問題ありませんが、日傘の場合、このルールが当てはまりません。というのも「炎天下における黒い傘」は違和感だらけ。もちろん、色の選択は各人の自由ですが、とくに日傘初心者におすすめしたい「晴雨兼用」と呼ばれるタイプは、その性質上「生地に厚みがある」ため、選んだ色次第では余計に重く見えるのです。

そこで私が買い物に同行するときは、ライトグレーやオフホワイトといった低彩度のライトカラーを選びます。モノトーンに近い明るい色なので、天候に関係なく馴染みますし、何より黒・紺・グレーといったビジネスファッション配色とも相性抜群です。どうしてもライトカラーに抵抗感がある場合は、青みが強いネイビーも選択肢に挙がりますが、黒を選ばない理由は炎天下に「重く見せない」ためです。

オフホワイト色の「晴雨兼用」折り畳み傘(写真:筆者撮影)

もしあなたの日傘がダークカラーで「印象が重い」と感じるならば、合わせる服装で工夫しましょう。たとえば黒・紺などのダークカラーのポロシャツ姿ならば、ダークカラーの日傘であったとしても、傘と服のコントラストが弱まるため、日傘が悪目立ちしません。逆にクールビズでよく見かける明るい半袖シャツには、明るい色の日傘が馴染むのです。

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