発見!子連れ出勤のニュースタイルがこれだ

オフィスの一画にガラス張りの託児スペース

「大好きな保育士の仕事を続けながら事務の仕事も学べるなんて思いもしませんでした。保護者が間近にいる場での保育は認可保育園での働き方とは違いますが、すぐに慣れました。お母さん方にとっては、『初めてできること』がたくさんある就学前の子どもと一緒にいられる理想的なシステムですね」

新宿は都心とはいえ実は周囲には緑が多い。戸田さんは天気のよい日は必ず子どもたちを連れて散歩に出掛けているという。「子どもたちがのびのびと成長できるように保育を工夫していきたいです」(戸田さん)。

妊活にマタハラ、悩める女性にも活躍の場

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佐々木紀香さん(仮名、33)が以前勤務していたのは、都内のある大手企業。仕事量は多く残業は当たり前、つねに緊張を強いられる職場だったという。佐々木さんは慢性的な体調不良を抱えながらも、勤続4年目にしてその部署で最も社歴の長いベテラン社員として活躍していた。結婚して1年半が経ったころ、そろそろ子どもを作りたいと9~17時の時短勤務を申し出るが、会社からは「育児と介護以外の理由では、時短勤務を認められない」との回答。勤務時間を8~17時に変更してもらったが、残業がたびたびありこのままでは子どもを授かる機会を逃してしまうかもしれない、と転職を決意した。

スタイル・エッジの面接では妊娠を希望していることもすべて伝え、そのうえで採用が決まった。ところが入社とほぼ同時期に妊娠が発覚。佐々木さんは入社直後からラッシュ時を避けての時差出勤や時短勤務を認められ、業務量や業務内容についても配慮してもらい、6月から産休に入った。

オフィスでは、ガラス越しに小さい子どもたちやその近くで働くママ社員の姿を見てきた。「先輩ママや子どもたちの様子を間近で見ていたので、心の準備ができました。保活の不安もなく、安心して出産を迎えられます。生まれてくる赤ちゃんと一緒に元気に戻ってきます」と幸せそうな笑顔を見せた。

一方、前職で会社に妊娠を伝えたところ、その直後に事実上の解雇を告げられたのは中島聡子さん(仮名、31)。継続して働く意思があるということはしっかり伝えたものの、「会社への適性がない」と説明されたという。

無職のまま出産を迎え、すぐにでも就職活動を始めたかったが、そう簡単に保育園には入れない。半年以上待たされた後、ようやく保育園が決まって動き始めると、今度は保育園から「子どもが園での生活に慣れないので、早めに迎えに来てほしい」と告げられてしまう。これでは正社員での就職は難しいと、中島さんは泣く泣く面接が進んでいた会社に辞退の連絡を入れた。ところが1社だけ、詳しく事情を聞いてくれた会社があったのだ。それがここ、スタイル・エッジだった。

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